日本国際パフォーマンスアートフェスティバル
(ニパフ)のポスター
1999年から、ニパフのポスターデザインを担当しています。
ニパフについては、このページの下のほうに説明を載せました。コチラ
日本国際パフォーマンスアート フェスティバル。
これは1994年から開催され続けている、パフォーマンスアートの祭典です。
ベッシー賞受賞者で、アーティストであり詩人でもある霜田誠二氏がディレクターを務め
世界中からアーティストを集めてきて、ほぼ半月をかけて、日本各地で表現されます。
印刷されたニパフのポスターは、世界中の美術館に郵送されるということで、
カシュカシュにとって、世界中の人の目に触れる機会が最も多い仕事となっています。
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カシュカシュは、1999年の第6回目からニパフのポスターデザインに関わっています。
第5回のポスターは、パリのベネトン画廊の専属アーティストの作品でした。
その後任ということで、非常に張り切って取り組んだ覚えがあります。
初期の頃は、デジタル印刷への移行期で、カラーで作る年もあれば、黒1色や、黒+特色の2色、など
予算によって色数が制限されるので、これもまた楽しい挑戦でした。
作り方はいつも、霜田さん指定のメイン写真をアレンジして作ります。
そして「これをどう入れるの?!」と言いたくなるほど大量の文字原稿をレイアウトしてゆきます。
2007年からは出演者全員の写真を前面にも入れることになり、さらに工夫が必要となりました。
裏面はもっと凄くて、普通なら、発狂するか、手抜きして適当に作るか、どちらかだと思います(笑)
なんせ、各地の会場地図、出演者の写真とプロフィール、ニパフ関連イベントやグッズの告知、
ボランティア募集のお知らせ…などをビッシリ詰め込むのですから。
このページでは、カシュカシュが制作したポスターと
ポスターを作るために支給された画像の両方を並べています。
「パフォーマンスアート」には「新しいものを作る!」という挑戦があり
従来の美的感覚からはみ出している「違和感」があり
この凄いパワー感がどこまで伝わるか、ポスター表現で工夫のし甲斐があります。
いかに、 アートフェスティバルらしさを訴えながら
「ポスター」つまり「実用的な集客手段」というツールとして機能させるか?
デザイナーの創意工夫と汗と喜びを感じていただければと思います。